真空蒸着の圧力について
おはようございます
今日から9月ですね
最近、朝と晩が涼しくなり、秋の気配を感じますねヾ(≧▽≦)ノ
さて、今日の蒸着日記は圧力についてお話しして行きたいと思います
その前に、過去に蒸着についてお話しをした事がありますが、その時に、真空についてお話しましたが、蒸着は真空状態を把握するのが大切になるので、真空計がついており、真空状態を管理しています
そもそも、真空については過去の記事にトリチェリの真空を例にお話しましたが、
真空は、JISの定義では「大気圧より低い圧力の気体で満たされている特定の空間の状態」の事を言います
ところで、圧力とはなんでしょうか
圧力とは、「物質の表面あるいは物体内部の任意の面に垂直に押す力の事になり、圧力は単位面積当たりの力」で表します
我々は普段、生活していると気圧という言葉を耳にしますが、この気圧も実は圧力の単位だったりします
そう考えてみると、我々は普段何気なく生活をしているときでも何かしらの力に押されている事になります
。。。何に押されているのでしょうか?
それは、酸素などの分子になります
イメージとしては、我々の周りに存在する酸素などの分子が、皮膚にぶつかっているような感じですね(; ・`д・´)
圧力の単位には、先ほど話があった気圧(atm)やSI単位となっているPa、古くから使用されているトリチェリが語源のTorr(mmHg)
これらは全て圧力を表す単位で、それぞれの関係は以下の表のようになります
因みに、弊社にある真空計は、Paの表記のものと、Torr表記の物があり、両単位ともとても馴染みが深いものになっております(*´▽`*)
普段見ている何気ない事でも調べてみると色々な事がわかるのでとても楽しいですねヾ(≧▽≦)ノ
次回 9/8 更新予定
都道府県パズルをお送りします
ちくま精機ではお客様のご希望に沿った膜をヒアリングし、それに適した真空蒸着の材料をご提案いたします。反射や透過など、欲しいイメージを伝えて頂ければ材料選定、膜設計を実施し、お客様の「欲しい」を具体的な膜にします。ちくま精機の真空蒸着についての詳細は真空蒸着の設計・試作・量産ページをご覧ください。真空蒸着の概要については 真空蒸着とは のページをご覧ください。
この記事を書いた人
召田(真空蒸着)
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