基板の検査について

基板検査とは

基板の検査には主に下記の2種類があります。

  • 「基板外観検査」基板の実装状態の検査
  • 「基板機能検査」基板が電気的に正常に動作するかの検査

基板検査の種類

基板外観検査

基板に搭載された電子部品が正しく実装されているか、半田の接合状態に問題は無いかを基板外観検査装置もしくは顕微鏡を用いた人の目で良否判定をします。
検査をすることで不具合の早期発見ができ後工程への流出防止になります。

良否判定
  • 電子部品が正しく実装されているか
  • 半田の接合状態に問題は無いか

基板機能検査

外観検査では検出できない不良を電気的に検査するのが基板機能検査です。基板に電気的信号を送り正常に入出力されるか、FPAGなどの書き込みが必要な電子部品に対して書き込みが正常に出来るかなどを検査します。
機能検査をすることで外観検査では検出できない部品自体の不良、回路ミスなどを検出できます。

良否判定
  • 電気信号が正常に入出力されているか
  • FPAGなどが正常に書き込みできているか

基板検査の手順

1. 実装済基板の外観検査

基板外観検査装置または人力による顕微鏡での検査で実装状態を確認します。
BGAなどはX線検査装置を用いて接合状態を確認します。

2. 外観検査にて合格した基板の機能検査

ソフトの書き込み、電気信号を送り入出力に問題が無いか検査を行います。

ちくま精機の基盤実装設備

設備 台数 メーカー、備考
 SMT実装ライン 1ライン  ・最大基板サイズM基板
 (50mm×50mm~250mm×330mm)
 ・チップサイズ0603まで対応可能
 半田印刷機 1台  Panasonic
 印刷外観検査機 1台  CKD
 高速モジューラマウンタ 1台  Panasonic
 リフロー炉(N2対応可) 1台  タムラ製作所
 半田外観検査装置 1台  OMURON (インライン)
 半田外観検査装置 1台  YAMAHA (アウトライン)
 X線透過装置 1台  島津製作所
 リワーク機 1台  ersa

 ちくま精機の基板検査・まとめ

当社では基板を納品させていただくお客様に対して、全数外観検査及び設計担当者が製品ごと仕様に沿った最適な機能検査を構築し実施しております。

基板の設計・実装・検査にご対応

ちくま精機では基板の「設計 → 実装 → 検査」をワンストップでご対応できるのはもちろん、基板の設計・実装・検査それぞれ単体での対応も可能です。ちくま精機の基板サービスについての詳細は基板の設計・実装・リワークページをご覧ください。

お気軽にご相談ください

多品種小ロット対応ができ、鉛フリー化を実現しています。リワーク装置も保有しており、各種電子部品の交換修理が可能です。基板についてのお悩みごとはお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

丸山(基板の設計・実装・リワーク)

ちくま精機 製造部門 製造一グループ。基板の設計から品質検査までワンストップでご対応いたします。また、部品交換などリワーク業務にも柔軟にお答えします。どんな些細なことでも各部門の経験豊富なスタッフがお客様のお困りごとに丁寧に対応し、ご満足いただけるサービスを提供いたします。よろしくお願い致します。

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